天然記念物 いちょう 2株
青森市内に現存するいちょうの中では最も大きく、その樹齢は800年といわれている。いつ頃、誰によって植えられたのかは不明であるが、遠い昔からご神木として人々の信仰を集めていたようである。
近隣の言い伝えでは、母乳の不足がちな女性がこの木に酒、米、お菓子など供物を供えて祈願し、この木を削って持ち帰って米と一緒に炊き、炊き上がりを神棚へお供えし、木屑を取り除いて食べたところ、次第に乳が出るようになったという。それでも乳が出ない人は、ごはんのノリ状の部分を乳児に食べさせるなどし、多くの乳児が救われたといわれている。

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