有形文化財 掛軸「見返りの松」
指定物件は安政2年(1855)、蓮心寺10世住職智海師【ちかいし】が京都の画家塩川文鵬に、蓮心寺の庭の松を写生させたものである。
画題の松は蓮心寺開祖敬念上人【きょうねんしょうにん】により植えられたもので、明治9年(1876)7月明治天皇がご来青の時に、あまりの見事さに何度も振り返って眺めたということから「見返りの松」と呼ばれるようになった。
しかしこの松は、残念がら明治43年(1910)5月3日の大火により焼失した。この掛軸は、青森市の歴史的一面を伝える郷土資料として貴重なものである。

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