有形文化財 歩兵第五連隊第二大隊遭難記念碑 (八甲田山雪中行軍遭難後藤伍長銅像)
指定物件は、犠牲者の多いことで世界の山岳遭難史上例を見ないと言われ、全国的にも広く知られている青森歩兵第五連隊第二大隊の八甲田雪中行軍遭難事件を後世へ伝える資料として貴重である。
また、作者大熊氏広氏は日本における洋風彫刻の第一人者であり、この作品は記念碑彫刻としての観点からも日本有数の傑作群に入るものである。台座とのバランスも見事であり、八甲田山を背にしての起立はこの上ない景観となっている。指定物件は20作目、47才の作である。その細部は的確な技術に支えられており、時代考証も極めて確かなものである。何よりも、全体像が力に満ち、そして気品に満ちている。

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