ABC胃がんリスク検診

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1003241  更新日 2025年3月25日

印刷大きな文字で印刷

更新情報

  • 2025年3月25日令和7年度の情報に更新しました。

ABC胃がんリスク検診とは

青森市は、胃がんによる死亡割合が全国よりも高い状況にあります。胃がんの原因はピロリ菌感染によると言われており、胃がんリスクへの早期対応に向け、40歳になるかた限定で、市独自のABC胃がんリスク検診を行っています。
ABC胃がんリスク検診は、血液検査による検査です。ヘリコバクターピロリIgG(Hp)抗体検査でピロリ菌感染を、ペプシノゲン検査で萎縮性胃炎を調べ、2項目の結果から、将来がんになりやすいかどうかを分類します。

胃がんリスク層別化検診(ABC検診)

群分類 A群 B群 C群 D群
ピロリ菌抗体価

(-)

陰性

(+)

陽性

(+)

陽性

(-)

陰性

ペプシノゲン値

(-)

陰性

(-)

陰性

(+)

陽性

(+)

陽性

胃粘膜状態の予測 胃粘膜萎縮はない 胃粘膜萎縮は軽度 胃粘膜萎縮が進んでいる 胃粘膜萎縮が高度
胃がんの危険度    

胃の粘膜の萎縮

正常な胃の粘膜はきれいなピンク色でひだに覆われています。しかし、ピロリ菌の感染によって炎症を起こし炎症が続くとひだがなくなり、血管が透けて見えるほど粘膜も薄くなります。このような状態になることを「萎縮」といいます。

D群について
D群はピロリ菌がすめないほど胃の粘膜が萎縮していて、胃がんになるリスクが高い状態です。
  • 胃がんの発生リスクに応じてA~Dの4分類で判定します。
  • ABC胃がんリスク検診は胃がんを診断する検診ではありません。判定結果により精密検査やピロリ菌除菌が必要と判断されたかたは医療機関を受診してください。
  • 検診後の精密検査や治療等は保険診療扱いとなります。

ABC胃がんリスク検診の対象者と検診内容

青森市に住民票があり、令和7年4月2日~令和8年4月1日の間に40歳になるかたが対象です。対象者には市から「ABC胃がんリスク検診受診者証」をお送りします。

年齢 検査方法 自己負担額
40歳 血液検査 1,320円
  • 自己負担金が免除となるかたは、「がん検診・骨粗しょう症検診の受診料が免除になるかた」からご確認ください。

ABC胃がんリスク検診の申込方法

ABC胃がん検診の対象外となるかた

次に該当するかたは、正確な判定ができないため検査の対象となりません。

  1. 吐き気、胃痛、胸やけ、もたれなど上腹部症状があるかた
  2. 食道・胃・十二指腸の病気で治療しているかた
  3. 胃酸分泌抑制剤(プロトンポン府阻害剤やタケキャブ)を服用しているかた
  4. 胃・十二指腸の手術をしたことがあるかた
  5. 腎不全といわれている、または治療をしているかた
  6. 副腎ステロイドホルモンや免疫抑制剤を内服しているかた
  7. 蓄膿症などで長期抗生物質を服用しているかた
  8. 免疫不全と言われているかた
  9. 過去にピロリ菌の検査を受けたり、除菌しているかた

このページに関するお問い合わせ

青森市保健部青森市保健所健康づくり推進課
〒030-0962 青森市佃二丁目19-13
電話:017-718-2918 ファックス:017-743-6276
お問合せは専用フォームをご利用ください。