風しんに気をつけましょう(風しん抗体検査)
更新情報
- 2025年4月1日令和7年度の内容に更新しました。
風しんとは
風しんは、風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、風しんに対する免疫がない集団では、1人の風しん患者から5~7人にうつす強い感染力があります。
通常3日程度で治ることが多いことから「3日ばしか」とも呼ばれていますが、大人がかかると子どもに比べ症状が長引く場合があります。
風しんは、大都市圏を中心に数年周期で流行が発生していることから、発生動向に注意が必要です。
症状
- 発疹
- 発熱(高熱が続くことは少なく微熱程度の場合もある)
- リンパ節の腫脹
潜伏期間
14日~21日
感染経路
飛沫感染
ウイルス排出期間
発疹出現の前後1週間
合併症
まれに血小板減少性紫斑病や脳炎など重篤になる場合があります。
また、妊娠初期の女性が風しんにかかると、出生児が先天性風しん症候群になる可能性が高いといわれています。
先天性風しん症候群とは
妊娠初期の女性が風しんにかかると、胎児が風しんウイルスに感染し、赤ちゃんに難聴、心疾患、白内障などがみられる場合があります。
これらを先天性風しん症候群といいます。
先天性風しん症候群に対する治療法はなく、女性は妊娠する前に風しんに対する免疫を獲得することが重要です。
風しん抗体検査
風しんの抗体価は、血液を採取して調べます。
青森市風しん抗体検査
青森市では、平成26年4月1日から、風しん抗体検査を無料で行っています。
なお、風しんワクチン接種については、「風しんワクチン接種費用助成(青森市)」をご覧いただくか、こども・若者政策課(駅前庁舎内 電話:017-718-2986)へお問合せください。
対象者
青森市に住民登録をしているかたで、風しん抗体検査を希望する次のいずれかに該当するかた。
- 妊娠を希望する女性本人
- 妊娠を希望する女性の配偶者などの同居者
- 風しんの抗体価が低い妊婦の配偶者などの同居者
過去に風しん抗体検査を受けた結果、十分な量の抗体価があると判明し、当該予防接種を行う必要がないと認められるかたは対象となりません。
また、過去に妊娠・出産経験のあるかたは、母子健康手帳で妊婦健診時の風しん抗体検査結果をご確認ください。
検査料金
無料
検査方法
検査を希望するかたは、事前に市内指定医療機関に連絡をして受診してください。
風しんの追加的対策
風しんの追加的対策とは、これまで風しんの公的な予防接種を受ける機会のなかった、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性を対象に、予防接種法に基づく定期接種の対象とし、風しんの抗体検査及び予防接種を受けていただくものです。
風しん追加的対策による抗体検査及び予防接種については令和7年3月31日までの実施とされていましたが、令和7年4月1日から令和9年3月31日までの2年間、予防接種の接種対象期間が延長されることとなりました。
詳細は、「風しんの追加的対策【対象者:昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性】(青森市)」をご覧ください。
うつらないうつさないために
- 風しんは飛まつ感染です。手洗い、うがい、咳エチケットなどに気をつけましょう。
- 発疹や発熱などの症状が現れたら、病院に連絡し早めに受診しましょう。
- 流行地や人ごみへの外出は控えましょう
- 小児の場合は定期予防接種(麻しん・風しん予防接種)を受けましょう。
- これから妊娠の可能性がある女性やご家族で、これまでに「風しんにかかっていないかた」、「予防接種を受けていないかた」は、予防接種を受けることで感染を防ぐことができます。
- 妊娠可能年齢の女性が予防接種を受ける場合は、妊娠していないことを確認し、接種後2か月間は妊娠を避ける必要があります。(妊娠中の予防接種はできません)
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
青森市保健部青森市保健所感染症対策課
〒030-0962 青森市佃二丁目19-13
電話:017-718-2852 ファックス:017-765-5202
お問合せは専用フォームをご利用ください。