青森市環境基本条例
条例制定の背景・目的
市ではこれまで、各種法令や青森市総合計画に基づき、環境政策の推進に取り組んできましたが、近年の地球温暖化による気候変動や生物多様性の損失など、様々な問題が顕在化しています。
このことから、環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、現在及び将来にわたり市民の健康で文化的な生活の確保を図るため、環境の保全及び創造についての基本理念、市、事業者及び市民の責務など以下に掲げる内容などについて定めた「青森市環境基本条例」を制定し、令和7年12月24日から施行しています。
人と自然が共生し、環境への負荷が少ない持続可能なふるさと青森市を、市、事業者及び市民がひとつとなってつくりあげていきましょう。
条例の概要
基本理念
- 環境の保全及び創造は、市民が健康で文化的な生活を営む上で必要な環境を確保するとともに、これを将来の世代へ継承できるよう適切に行わなければならないこと。
- 環境の保全及び創造は、多様な自然に恵まれた本市の地域特性を生かし、人と自然との共生が確保されるよう適切に行わなければならないこと。
- 環境の保全及び創造は、環境への負荷の少ない持続的な発展が可能な社会の構築を目指し、市、事業者及び市民がそれぞれの責務に応じた役割分担の下に自主的かつ積極的に行わなければならないこと。
- 地球環境の保全は、人類共通の課題であるとともに、市民の健康で文化的な生活を将来にわたって確保する上で重要であることに鑑み、全ての事業活動及び日常生活において積極的に推進しなければならないこと。
市、事業者及び市民それぞれの責務
市の責務
- 基本理念にのっとり、環境の保全及び創造に関する基本的かつ総合的な施策を策定し実施する。
- 施策の実施に当たっては、環境への負荷の低減その他環境の保全及び創造に向けて率先して取り組む。
事業者の責務
- 基本理念にのっとり、事業活動に伴って生じる公害を防止するとともに、自然環境を適正に保全するために必要な措置を講じる。
- 基本理念にのっとり、事業活動において、資源の循環的な利用やエネルギーの有効利用、廃棄物の適正な処理など推進するとともに、製品等の使用・廃棄による環境への負荷を低減するよう努める。
- 基本理念にのっとり、事業活動に関し、環境への負荷の低減やその他環境の保全及び創造に努めるとともに、市の施策に協力するよう努める。
市民の責務
- 基本理念にのっとり、環境の保全上の支障を防止するため、資源やエネルギーの節約、廃棄物の発生の抑制等などを推進するとともに、日常生活に伴う環境への負荷の低減に努める。
- 基本理念にのっとり、環境の保全及び創造に努め、市の施策に協力するよう努める。
その他条例に定めた主な内容
- 環境政策全般について、総合的・計画的に推進するための具体的な施策を定める環境基本計画を策定することが義務付けられました。
- 環境の保全及び創造を推進していくために、学識経験を有する者などで組織する環境審議会を設置することとしました。
添付ファイル
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このページに関するお問い合わせ
青森市環境部環境政策課
〒030-0801 青森市新町一丁目3-7 駅前庁舎3階
電話:017-718-0286 ファックス:017-718-1083
お問合せは専用フォームをご利用ください。
