河川・海域の水質調査
更新情報
- 2025年3月25日備考内容を更新し、添付ファイルを令和5年度に更新しました。
現況
河川・湖沼・海などには本来、自浄作用があります。しかし、工場、事業所の排水や、家庭排水などが流入すると、自浄作用の限界を超え、水は汚れたままとなります。このような状態になることを、「水質汚濁」といいます。
その結果、水辺のつくりだす落ち着いた景観が失われるだけでなく、悪臭が発生したり、ときには魚が死んで浮上するなどの事故が起こることもあります。
また、湖沼や流れの滞留する湾などでは、排水が流れ込むと、そこに含まれるリン、窒素などを栄養源として植物プランクトンや藻などが異常に繁殖し、アオコや赤潮が発生することもあります。
本市では、河川や海域における水質汚濁の現況を調査するために、主として生活環境項目(生活環境の保全に係る項目)について、継続的に水質調査を実施しています。
河川調査
環境基準類型指定河川
河川名 | 類型 | 調査地点 |
---|---|---|
横内川 上流(水源地取水口から上流) |
AA | 横内川取水口付近 |
横内川 下流(水源地取水口から下流) |
A | ねぶたの里 |
野内川全域 | A | 滝沢橋 野内橋 |
堤川 上流~中流 |
A | 下湯ダム下 |
堤川 (横内川合流点から上流) |
A | 荒川橋 |
堤川 下流(横内川合流点から下流) |
B | 甲田橋 |
駒込川 上流(駒込川頭首工から上流) |
A | 頭首工 |
駒込川 下流(駒込川頭首工から下流) |
B | 八甲橋 |
新城川全域 | B | 新井田橋 戸建沢橋 |
沖館川全域及び支川 | C | 沖館橋 滝内橋(西滝川) |
環境基準類型未指定河川
河川名 |
調査地点 |
---|---|
浅虫川 |
鉄橋下 |
根井川 |
根井橋 |
貴船川 |
線路付近 |
赤川 |
小柳橋 |
根子堰 |
清涼寺横 |
合子沢川 |
妙見橋付近 |
天田内川 |
中道橋 |
内真部川 |
内真部橋 |
大釈迦川 |
中新座橋 |
正平津川 |
一本木橋 |
浪岡川 |
浪岡橋 |
十川 |
川倉新橋 |
主な河川及び海域の環境基準経年変化は、ページ下の添付ファイルをご参照ください。
河川の環境基準
類型 | 利用目的の適応性 | pH | BOD (mg/リットル) |
SS (mg/リットル) |
DO (mg/リットル) |
大腸菌数 (CFU/100ミリリットル) |
---|---|---|---|---|---|---|
AA | 水道1級、自然環境保全及びA以下の欄に掲げるもの | 6.5以上 8.5以下 |
1以下 | 25以下 | 7.5以上 | 20以下 |
A | 水道2級、水産1級、水浴及びB以下の欄に掲げるもの | 6.5以上 8.5以下 |
2以下 | 25以下 | 7.5以上 | 300以下 |
B | 水道3級、水産2級及びC以下の欄に掲げるもの | 6.5以上 8.5以下 |
3以下 | 25以下 | 5以上 | 1,000以下 |
C | 水産3級、工業用水1級及びD以下の欄に掲げるもの | 6.5以上 8.5以下 |
5以下 | 50以下 | 5以上 | - |
D | 工業用水2級、農業用水及びEの欄に掲げるもの | 6.0以上 8.5以下 |
8以下 | 100以下 | 2以上 | - |
E | 工業用水3級、環境保全 | 6.0以上 8.5以下 |
10以下 | ごみ等の浮遊が認められないこと | 2以上 | - |
備考
- 基準値は、日間平均とする。ただし、大腸菌数に係る基準値については、90%水質値 とする。
- 水道1級を利用目的としている測定点(自然環境保全を利用目的としている測定点を除く。)については、大腸菌数 100CFU/100ml 以下とする。 (※横内川取水口付近)
- 環境基準の達成評価方法:河川ではBODを用います。類型指定水域の水質を代表する地点として設定された環境基準点の全てにおいて、年間の日平均値の75%水質値が環境基準を満足する場合に、当該類型指定水域の環境基準が達成されたものと評価します。
- 75%水質値:水質汚濁に係る環境基準の適否の評価方法。調査期間内の全データをその値の小さいものから順に並べ、0.75×n番目(nはデータ数)のデータをもって75%水質値とします。
- 90%水質値:年間の日間平均値の全データをその値の小さいものから順に並べ、 0.9×n番目(nはデータ数)のデータ値をもって90%水質値とします。
海域調査地点
調査海域
海域名 |
類型 |
調査地点 |
---|---|---|
陸奥湾(1) |
C |
青森港西(木材港) |
陸奥湾(2) |
C |
青森港東(本港) |
陸奥湾(3) |
B |
堤川沖1キロメートル |
主な河川及び海域の環境基準経年変化は、ページ下の添付ファイルをご参照ください。
海域の環境基準
類型 | 利用目的の適応性 | pH | COD (mg/リットル) |
DO (mg/リットル) |
大腸菌数 (CFU/100ミリリットル) |
n-ヘキサン抽出物質 (油分等) |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 水産1級、水浴、自然環境保全及びB以下の欄に掲げるもの | 7.8以上 8.3以下 |
2以下 | 7.5以上 | 300以下 | 検出されないこと |
B | 水産2級、工業用水及びCの欄に掲げるもの | 7.8以上 8.3以下 |
3以下 | 5以上 | - | 検出されないこと |
C | 環境保全 | 7.0以上 8.3以下 |
8以下 | 2以上 | - | - |
備考
- 基準値は、日間平均とする。ただし、大腸菌数に係る基準値については、90%水質値 とする。
- 環境基準の達成評価方法:海域ではCODを用います。類型指定水域の水質を代表する地点として設定された環境基準点の全てにおいて、年間の日間平均値の75%水質値が環境基準を満足する場合に、当該類型指定水域の環境基準が達成されたものと評価します。
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このページに関するお問い合わせ
青森市環境部環境保全課
〒030-0801 青森市新町一丁目3-7 駅前庁舎3階
電話:017-718-0293 ファックス:017-718-1166
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