森林病害虫(松くい虫・ナラ枯れ)

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ページ番号1004271  更新日 2025年8月25日

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更新情報

  • 2025年8月25日被害発生状況を更新しました。

松くい虫被害やナラ枯れ被害が拡大すると、森林の働きが失われ、林業や自然景観などに大きな影響を与えます。
青森県内で発生している森林病害虫による被害には、以下のものがあります。

松くい虫被害

松くい虫被害とは、体長1mmにも満たない「マツノザイセンチュウ」がマツの樹体に入り増殖し、マツを枯らす伝染病です。
このマツノザイセンチュウを媒介し、被害を蔓延させるのが体長3cmほどの「マツノマダラカミキリ」という昆虫です。

本市での被害発生状況

令和6年10月末時点では、青森市及び隣接市町村での発生は確認されていません。

ナラ枯れ被害

ナラ枯れは、体長5mm程度の「カシノナガキクイムシ」が、コナラやミズナラといったブナ科の広葉樹に「ナラ菌」という菌類を持ち込むことで発生する、樹木の伝染病です。ナラ枯れは、40年生以上で直径30cm以上ある老齢の大径木ほど被害が受けやすい傾向があります。

本市での被害発生状況

令和6年シーズン(令和6年7月~令和7年6月)速報値
民有林では、浅虫地区、久栗坂地区を中心に196本の被害木が確認されています。
国有林では334本の被害木が確認されています。

令和5年シーズン(令和5年7月~令和6年6月)確定値
桑原地区の民有林で被害木が1本確認されました。

被害拡大防止のために

早期発見と情報提供にご協力ください

被害の拡大を未然に防ぐためには、葉が黄色に変色していたり、枯れたマツやナラの木を早い段階で取り除くことが重要です。
自宅の庭木や街路樹、山林などで以下のようなマツやナラを見かけたら、下記までお知らせください。

東青農林水産事務所
〔担当課〕林業振興課 〔電話〕017-734-9962

写真:ナラの木1
紅葉、落葉の時期以外で葉が変色したナラの木
写真:ナラの木2
根元に大量のフラス(木くず)が溜まっているナラの木
写真:マツの木
葉が赤褐色に変色し、枯れている・枯れかかっているマツの木

マツ類やナラ類を伐採・移動・利用する際は留意事項を遵守してください

松くい虫被害及びナラ枯れ被害は、マツノマダラカミキリやカシノナガキクイムシの移動に伴って被害が拡大します。そのため、これらの媒介昆虫が付着した木材を移動させることや、生立木等の伐採・枝払い等の作業によって媒介昆虫を誘引することは、被害の更なる拡大につながります。
被害拡大防止のため、マツやナラの木を伐採・移動・利用する際は、青森県が作成した留意事項を遵守してくださるようご協力をお願いします。

関連リンク

このページに関するお問い合わせ

青森市農林水産部農地林務課
〒038-1392 青森市浪岡大字浪岡字稲村101-1 浪岡庁舎2階
電話:0172-62-1146 ファックス:0172-62-9369
お問合せは専用フォームをご利用ください。