当院でご出産をお考えの方へ(産科病室をリニューアルしました)
当院産科の特徴
- 地域の総合病院として、普通分娩を中心に対応しています。
- 妊娠初期から出産後まで小児科と連携して対応しています。
- 合併症などをお持ちの妊婦さんにも対応しています。
分娩体制
当院では、男性1名、女性1名の常勤産婦人科医師に加え弘前大学からの派遣医師と11名の助産師(うち7名はアドバンス助産師)、看護師、看護助手(看護補助者)が連携して分娩の経過をサポートしています。
また、周産期を安心して過ごせるよう、低出生体重児には小児科医師が対応しているほか、高血圧や糖尿病などの持病をお持ちの妊婦さんや高齢出産となるかた、いわゆるハイリスク妊婦さんにも対応しており、安心して出産できる環境の創出に努めています。

アドバンス助産師
地域や施設機能・特徴に関わらず、自律して助産実践できる助産師を育成する仕組みとして、日本看護協会が「助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)」を開発しています。習熟段階は「新人・Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」の5段階レベルがあり、レベル「Ⅲ」の認証申請(分娩介助例数100件以上などの申請要件があります。)に合格した助産師である「アドバンス助産師」が7名在籍しています。
<習熟段階「Ⅲ」の到達レベル>
- 入院期間を通して、責任をもって妊産褥婦・新生児の助産ケアを実践できる
- 助産外来において、個別性を考慮したケアを自律して提供できる
- 助産外来において、指導的な役割を実践できる
- 院内助産において、自律してケアを提供できる
- ハイリスクへの移行を早期に発見し対処できる
分娩費用
青森市病院料金及び手数料条例で定められた料金となります。
分娩料
診療日の午前8時から午後5時までに分娩した場合
単体分娩 110,000円(令和5年9月30日まで)
150,000円(令和5年10月1日から)
診療日の午前6時から午前8時まで及び午後5時から午後10時までに分娩した場合
単体分娩 143,000円(令和5年9月30日まで)
195,000円(令和5年10月1日から)
診療日の午後10時から翌日の午前6時までに分娩した場合
単体分娩 165,000円(令和5年9月30日まで)
225,000円(令和5年10月1日から)
土曜日、日曜日、祝日など休診日に分娩した場合
単体分娩 165,000円(令和5年9月30日まで)
225,000円(令和5年10月1日から)
なお、多胎分娩の場合は、料金は異なります。
産科医療補償制度に係る負担額
胎児1人当たり 12,000円
入院から退院までの費用について
出産費用
費用は分娩の時間帯、薬の種類や量、その他医療行為の内容によって一人一人異なります。
出産育児一時金等
当院では「出産育児一時金等の医療機関などへの直接支払制度」を採用しています。
本制度を利用されるかたで、出産費用が50万円を超えたかたは、差額を窓口にてお支払いいただきます。
出産費用が50万円未満のかたは窓口でのお支払いはございません。
その場合の差額は保険者に請求することが出来ます。
制度を利用されない場合は、入院費総額をお支払いいただき、ご自身で保険者に出産育児一時金等の請求をお願いします。
産科病室について
青森市民病院でお産されるかたに、プライバシーに配慮した快適な入院生活を送っていただくため、令和元年10月に産科病室をパネル等で仕切るとともに、ベンチシート等を配置するなどリニューアルしました。
リニューアル後も、産科病室としての室料はいただいておりません。
別途料金をいただいている特室(トイレ設備あり)をご希望のかたはご相談ください。
お部屋で赤ちゃんと一緒に過ごす「母児同室制」を取り入れ、母乳育児を推進しています。
産科個室(330号室)
2人部屋(準個室)(324号室)
4人部屋(準個室化)
立ち合い出産について
ご主人の立ち合い出産も可能ですので、ご希望の際はお気軽にご相談ください。
妊婦さんの非紹介患者初診料について
紹介状を持参いただかなくても受診はできますが、平成23年7月から、紹介状を持参なく外来を受診する場合、非紹介患者初診料(現在7,000円)をいただいています。青森市民病院をはじめとした大規模病院では、非紹介患者初診料の負担が義務付けられており、妊婦さんからもいただくことになります。
入院セットについて
院内売店のホスピタル・ローソンと株式会社エランが連携してサービスを提供している入院セット(マタニティセット)をご利用いただけます。ご契約希望のかたは、案内ブースが2階ローソン向かいにありますので、お気軽にご相談ください。
できるだけ手ぶらでのお産をおすすめしています。
お祝い膳
当院で分娩され、希望するかたへ、祝意を込めてととのえた「お祝い膳」を入院時食事負担金のみで提供しています。
和食、洋食からの選択となります。
ご家族分については、別途実費(1食4,500円(税込))を現金でお支払いいただきますが、ご注文できます。
個室で一緒に召し上がることもできます。
ご希望の際はお気軽にご相談ください。


助産師外来
1階産婦人科外来窓口において助産師外来の受付を行っています。
助産師外来では、正常経過である妊娠16、28、32、36週の妊婦さんを対象に、毎週月曜日、水曜日、金曜日に、アドバンス助産師などが、30分から60分程度ゆっくり相談を行うほか、健診、保健指導、超音波検査などを予約制で実施しています。
費用は妊婦健診と同額ですが、妊婦健診助成券が利用できます。
母乳外来
退院後も母乳栄養を継続できるよう、退院1週間を目安に、乳房・乳頭チェックとマッサージ、母乳分泌状態や赤ちゃんの発育、育児相談を、月曜日から金曜日の14時からと15時から、それぞれ1時間程度になりますが、予約制で行っています。
予約は、退院日前日に行っています。
他院で分娩されたかたは、一度、医師の診察を受診していただいてから母乳外来を受けることとなりますので、ご希望の際は、産婦人科外来へ電話予約をお願いします。
受診の流れ
- 再来受付を済ませ、産婦人科外来へお越しください。
- 予約時間の2~3時間前に授乳を終わらせ、赤ちゃんと一緒に来院してください。
受診時に持参する物
- 母乳外来の予約票
- 診察券と健康保険証等(ご自分と赤ちゃんの分)
- 母子手帳
- 育児日誌(退院指導時に渡されたもの)
- おむつ、ミルク(必要な場合)
- 乳頭保護器やゴム乳首など使用しているかたは、毎日使用している物
費用
当院でご出産されたかたは費用は1,365円となります。
他院でご出産されたかたも、随時受け付けていますが、情報作成料を加えた費用2,100円となります。
母親教室
分娩準備教育としての母親教室を毎月3回、第2~4火曜日に予約制で実施しています。
教材は当院で用意しており、費用はいただいていません。
「赤ちゃんのお世話」、「栄養士さんからのお話」、「妊娠中の生活」、「入院準備」、「分娩について」、「病棟・救急外来案内」などを行っています。
胎児超音波画像、記念写真の提供
記念としていただきたいとの思いから、ご希望するかたに胎児超音波画像をDVDで、また出産後、ご自身で撮影できない沐浴や授乳シーンを撮影し、手作りのお祝いカードとしてお渡ししています。
マタニティ・ヨーガ
令和元年9月より、マタニティ・ヨーガを始めています。
開催日時:産婦人科外来または病棟助産師までお尋ねください。
参加費:無料
参加できるかた:当院で分娩予定のかた、妊娠経過が正常で医師の許可があるかた、妊娠20週以降のかた
マタニティ・アロマ、ハンド&フットマッサージ
令和元年9月より、マタニティ・アロマ、ハンド&フットマッサージを始めています。
開催日時:病棟助産師までお尋ねください。
参加費:無料
ご利用者の声
助産師、看護師の皆さんへ
妊娠が分かり、青森市へ引っ越しし、知り合いもいない中、不安も大きかった中、妊婦健診助産師外来等で皆さんとお話しさせていただき、どこかでしっかりしければと気張っていた気持が、安心感へと変わり、皆さんに甘えさせていただけるところは、甘えようという気持ちになることができ、マタニティ生活も穏やかに過ごすことができました。
(2018.12 Sさま)
ご利用者の声
助産師、看護師の皆さんへ
10日間お世話になりました。
優しくて、明るくて面白い助産師さんばかりで、いつも声を掛けていただくたびにほっとしていました。
何を聞いても安心できる答えをもらえて、心から頼らせていただくことができました。
診察やおっぱいが辛くて泣き叫んだりとご迷惑をたくさんおかけしましたが、こちらでお産ができて本当に本当によかったなと思います。
(2018.9 Mさま)
このページに関するお問い合わせ
青森市民病院事務局総務課
〒030-0821 青森市勝田一丁目14-20
電話:017-734-2171 ファックス:017-734-7578
お問合せは専用フォームをご利用ください。