環境マネジメントシステムの「自己宣言方式」への移行
ISO14001の導入経緯
青森市では、環境マネジメントシステムが、環境に与える影響を継続的に改善する仕組みであることに着目し、地球環境問題の解決に有効な手段のひとつとして位置づけ、平成12年3月に市役所本庁舎、清掃関連施設及び下水道処理施設を適用範囲として、国際標準規格であるISO14001の認証を取得し、省エネルギー活動や施設の適正管理などに取り組んできました。
その後、平成15年3月には市民病院、交通、水道の三事業所及び出先の各課・施設にまで適用範囲を拡大し、全庁挙げて事業活動全般にわたってシステムを運用してきました。
これまでの規格適合の実証方法
市の環境マネジメントシステムがISO規格に適合しているかどうかについては、これまで「外部認証登録機関の審査を受け認証・登録する方式」によって確認をしてきました。
これは、環境マネジメントシステムが初めての取組であり、定期的な審査を受けながら、専門的なアドバイスを踏まえ、取組を向上させていくことが重要であることから、この方式を採用してきたものです。
自己宣言方式への移行
しかしながら、認証取得してからすでに6年が経過し、これまでの審査結果から見ても、職員の知識・技能ともに十分なレベルにあること、また、取組による成果も着実に挙がっていることから、現在の外部認証登録機関による認証期間が終了する平成18年3月3日をもって、市の環境マネジメントシステムがISO規格に適合しているかどうかを確認する方法を、「自らの責任で規格との適合を確認する自己宣言方式」に移行することとしました。
このことにより、市の環境マネジメントシステムへの取組は何ら変わるものではありませんが、外部審査登録機関への審査・登録料の経費を削減することができます。
移行後の監査体制
移行後のシステムの運用に当たっては、これまで蓄積したノウハウを活用し、市における内部監査を充実させることにより、自らISO適合性を検証していくこととします。
移行に伴う責任と自覚
ISO14001の自己宣言は、県内自治体で初の取組ですが、今後は、自らの責任を認識して、より一層自覚を高め、これまで以上に環境への取組を推進します。
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