フレイルを予防しよう!

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ページ番号1002985  更新日 2025年1月28日

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高齢者は複数の慢性疾患に加え、認知機能や社会的なつながりが低下するといったフレイル(いわゆる虚弱)状態になりやすい等、疾病予防と生活機能維持の両面にわたるニーズを有しています。
これまで高齢者保健事業は後期高齢者医療広域連合が主体となって実施し、介護予防の取組は市町村が主体となって実施していましたが、国の法改正により、令和2年4月から後期高齢者医療広域連合と市町村が連携し、保健事業と介護予防を一体的に取り組んでいくこととされました。
市では関係部局と連携し、一体的にフレイル(いわゆる虚弱)予防の取組をしています。

フレイルとは?

加齢に伴い、心身の機能が低下した「虚弱」を意味する言葉で、健康と要介護の中間の状態のことをいいます。「外出の機会が減った」、「食事の量が少なくなった」など、年齢とともに生じる衰え、それがフレイルです。フレイルになる原因は、大きく分けて「生活習慣病など疾患の重症化によるもの」と「加齢に伴う心身の変化」の2つです。
フレイルは、早い時期に予防や治療を行うことで、より健康な状態に戻ることが期待できます。

イラスト:フレイル1

イラスト:フレイル2

フレイルには、

  • 身体的フレイル(筋力低下、骨、関節、内臓などの機能の低下)
  • オーラルフレイル(歯、舌、口周りの筋肉、喉などの機能の低下)
  • 心理的、認知的フレイル(うつ傾向、認知機能の低下)
  • 社会的フレイル(人との交流が減り、引きこもるなど)

といった様々な側面があり、これらは単独で起こるのではなく、生活習慣や身体・心の状態によって複雑に絡み合いながら進行していきます。

イラスト:要因

フレイルの予防

フレイルのチェック

国では、フレイル状態を把握するため、体と心の健康状態や認知機能、食習慣、体重変化など、15項目に絞り込んだ後期高齢者の質問票を作りました。
この質問票を活用し、フレイルのチェックをしてみましょう。

  質問 回答
1 あなたの現在の健康状態はいかがですか 1.よい2.まあよい
3.ふつう4.あまりよくない
5.よくない
2 毎日の生活に満足していますか 1.満足2.やや満足
3.やや不満4.不満
3 1日3食きちんと食べていますか 1.はい2.いいえ
4 半年前に比べて固いもの(*)が食べにくくなりましたか
*さきいか、たくあんなど
1.はい2.いいえ
5 お茶や汁物等でむせることがありますか 1.はい2.いいえ
6 6か月間で2~3kg以上の体重減少がありましたか 1.はい2.いいえ
7 以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか 1.はい2.いいえ
8 この1年間に転んだことがありますか 1.はい2.いいえ
9 ウォーキング等の運動を週に1回以上していますか 1.はい2.いいえ
10 周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあると言われていますか 1.はい2.いいえ
11 今日が何月何日かわからない時がありますか 1.はい2.いいえ
12 あなたはたばこを吸いますか 1.吸っている
2.吸っていない
3.やめた
13 週に1回以上は外出していますか 1.はい2.いいえ
14 ふだんから家族や友人と付き合いがありますか 1.はい2.いいえ
15 体調が悪いときに、身近に相談できる人がいますか 1.はい2.いいえ

以下のどれか一つでもチェックがついた場合は、フレイルの前段階である可能性があります。

  • お茶や汁物等でむせることがある
  • 6か月間で2~3kg以上の体重減少がある
  • 以前に比べて歩く速度が遅くなってきた
  • 周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあると言われる
  • 週に1回も外出しないことがある

監修:青森県立保健大学教授川口徹

フレイル予防のポイント

健康で元気に過ごすためには、適切な栄養摂取、お口の健康、体を動かすこと、社会交流が大切です。
生活の中に、自分に合った方法で取り入れてみませんか。

イラスト:食事

イラスト:運動

イラスト:お口の健康

イラスト:交流

後期高齢者の健康診査等データから見える現状と市の取組

健康診査や医療・介護に関するデータから、後期高齢者の健康の現状を把握し、取組につなげています。

個別的支援

保健師等が、生活習慣病等が重症化するリスクが高いかたに対し、食生活等の生活習慣改善のアドバイスをしたり、現在の健康状態をお伺いし、必要に応じて、健康診査や医療機関の受診、介護サービスの利用をお勧めしています。
<取組内容>対象となるかたには、個別に案内を送付します。

  • 受診行動適正化
  • 低栄養防止
  • 生活習慣病(糖尿病)の重症化予防
  • 健康状態が不明なかたの状態把握

※市の健康診査についてはこちらをご参照ください。

フレイル予防のための健康教育、健康相談

地域の「つどいの場」等において、フレイル予防、体操や栄養等の健康教育、健康相談を行っています。
詳しくは広報あおもり、またはこちらをご参照ください。

令和2年度の様子

「フレイルを予防しよう! まずは減塩から始めてみませんか」
減塩体験、体組成・握力測定、健康相談 令和2年10月5日 アウガ1階駅前スクエアにて

写真:フレイルイベント

令和4年度の様子

「まちなかいきいきサロン レッツロコトレ&フレイル予防」
ロコトレ体操、健康相談、血管年齢測定
 令和4年5月27日 アウガ1階駅前スクエアにて
 

写真:まちなかさろん

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このページに関するお問い合わせ

青森市税務部国保医療年金課
〒030-0801 青森市新町一丁目3-7 駅前庁舎1階
電話:017-718-1146 ファックス:017-734-5337
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