感染症の流行状況についてのお知らせ
更新情報
- 2025年4月1日流行している感染症について更新しました。
感染症発生情報
県内の感染状況は青森県庁ホームページで公開しています。
- 青森県の感染症発生状況(青森県衛生研究所)
国及び関係機関からの情報をもとに、毎週または毎月、青森県内の感染症の発生動向が公表されています。
新たな感染症が発生し、流行の兆しが見られましたら、注意喚起のため情報提供します。
季節性インフルエンザ(2024/2025シーズン)
季節性インフルエンザは、2024年第47週(11月18日~11月24日)において今シーズンの流行入りをしました。
発生状況の詳細は、下記のリンク先にてご確認ください。
2025年第5週(1月27日~2月2日)において、東津軽及び青森市保健所管内の「警報」は解除となりましたが、インフルエンザウイルスA型の後にB型が流行することもあります。
今シーズンに入って1度かかった場合であっても、再度インフルエンザにかかることがありますので、注意が必要です。
新型コロナウイルス感染症に対する基本的な感染対策は季節性インフルエンザにも有効です。
マスクの適切な着用、石けんによる手洗いや手指消毒及び室内の換気の徹底をお願いします。
新型コロナウイルス感染症
2025年第11週(3月10日~3月16日)現在、青森県・青森市ともに患者の報告数は減少傾向です。
例年、夏と冬に感染が拡大する傾向がありますので、手洗い・手指消毒、適切な場面でのマスクの着用など、基本的な感染予防に努めましょう。
詳細情報は、関連リンク先でご確認ください。
麻しん(はしか)
全国各地で麻しん患者が確認されています。
麻しんは、海外で患者が増加しており、国内外から観光客が公共交通機関等を利用することで、国内での麻しん患者発生への影響が懸念されています。また、肺炎や脳炎を合併し重症化することもありますので、注意が必要です。詳細情報については、関連リンク先からご確認ください。
なお、医療機関を受診する際には、あらかじめ、電話でご連絡ください。
百日咳
百日咳は五類感染症、百日咳菌による急性呼吸器感染症です。
2018年に五類全数把握疾患になってから、県内における2024年の報告数は、過去2番目の多さとなりました。
2025年第11週(3月10日~3月16日)現在、青森市保健所管内においても、百日咳の報告が続いています。
症状は、普通の風邪症状で始まりますが、咳の回数が増えて、激しくなります。次第に、百日咳特有の短い咳が連続で起こり、息を吸うときに、笛の音のような「ヒューという特徴ある咳」が見られます。乳児では、重症化が見られ、まれに死に至ることもあります。
百日咳の予防には、ワクチンが有効です。百日咳を含む5種混合ワクチンは、定期の予防接種として受けることができます。接種年齢は、生後2か月以上からですので、接種を受けることが可能なかたは、忘れずに受けるようにしましょう。
水痘(みずぼうそう)
水痘は五類感染症で、いわゆる、「みずぼうそう」のことで、水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症です。
2024年から、一部保健所管内で発生の報告が警報レベルとなる状況でした。
東津軽及び青森市保健所管内では、2025年第4週(1月20日~1月26日)以降、「注意報~警報」レベルで推移しています。
特に、水痘帯状疱疹ウイルスは感染力が強いため、家庭内や学校等の施設で発生するとまん延しやすく、患者が急激に増えることがありますので、今後の動向に注意が必要な感染症です。
症状は、主に発熱と発疹で、9歳以下発症が90%以上占めるといわれています。健康な小児が罹患した場合は軽症で予後は良好ですが、成人で罹患した場合は、重症化リスクが高いと言われています。
水痘の予防には、ワクチンがあります。平成26年から定期接種で受けられるようになりましたので、かかりつけ医に相談の上、忘れずに受けるようにしましょう。
伝染性紅斑(リンゴ病)
2024年は5月中旬より患者報告数が増加し、第44週(10月28日~11月3日)において、東津軽及び青森市保健所管内で「警報」レベルとなりましたが、2025年第7週(2月10日~2月16日)に解除となりました。
県内では現在もほとんどの保健所管内で「警報」レベルが続いていますので、注意が必要です。
伝染性紅斑はウイルスによる感染症で、有効なワクチンはなく、また発症を予防する薬もありません。
感染予防策としては、こまめな手洗いや、咳やくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの咳エチケットを心がけることが大切です。
小児を中心に流行することから、家庭、保育所、幼稚園、学校等においても感染予防策の徹底をお願いします。
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎は、2024年の年明け以降、全国的に2020~2023年と比較して報告数が増加しています。
青森県では、2024年第44週(10月28日~11月3日)に流行のピークとなり、2025年第11週(3月10日~3月16日)現在は減少していますが、全国と比較しても高い水準で推移しており、今後も動向に注意が必要です。
主な症状は、発熱、全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、長引くせきなどの症状がみられます。せきは、熱が下がった後3~4週間続くのが特徴です。
一般に、多くは気管支炎の軽い症状で済み、小児のほうが軽症で済むといわれますが、一部の症例は肺炎や重症化することがあります。
感染経路は、飛沫感染や接触感染ですので、手洗いやマスク着用、室内の喚起等、基本的感染対策が有効です。
梅毒
梅毒の感染が拡大しています。男性は20代~50代、女性は20代が突出して増加しています。妊娠中の梅毒による感染は、特に危険です。
梅毒の報告数は、年間11,000人程が報告され、1967年以降減少していましたが、2011年頃から再度、増加傾向となり、2022年10月下旬には、10,000例を超える報告があり、注意が必要です。詳細情報は、関連リンク先からご確認ください。
このページに関するお問い合わせ
青森市保健部青森市保健所感染症対策課
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電話:017-718-2852 ファックス:017-765-5202
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