照明器具のPCB使用安定器に関する調査方法
更新情報
- 2025年2月19日本文中の記号等表示を更新しました。
1 建物(施設)内の照明器具を確認
調査対象建物に「業務用照明器具」が設置されているかどうかを確認する。
業務用照明器具が使用されている場所の例
発見された照明器具が・・・
- 業務用蛍光灯の場合
2の1.(照明器具のラベルによる確認)へ - その他の照明器具の場合
2の2.(照明器具の安定器を直接確認)へ
2 照明器具のラベルまたは照明器具の安定器銘板を確認
1. 設置されている照明器具が「業務用蛍光灯」の場合、照明器具に貼付されている「ラベル」を確認
「製造年」を確認してください。
- 昭和48年(1973年)以前の表示
2の2.へ - 昭和49年(1974年)以降の表示
PCBはありません
「力率」は「高力率」または「低力率」のほか、数字で直接表示されているものがあります。
- 「高力率」、または数字で「85%(0.85)」以上の表示がある
2の2.へ - 「低力率」、または数字で「85%(0.85)」未満の表示がある
PCBはありません
【PCBが使用されていない場合の記号等表示】
- 「Hfランプ」の表示(1990年代以降製造)
- 「PSEマーク」の表示(2001年以降製造)
- 「省電力ランプ」の表示(1975年以降製造)
※省電力ランプ・・・「ワット数」が「FLR 40/36」など、「/」で分けて2通りの数字を記載
2. 1.で「ラベル」がない場合、またはPCB使用の可能性がある「業務用蛍光灯」、「水銀灯」及び「ナトリウム灯」の場合は、「安定器」の「銘板」を確認
安定器の多くは、照明器具に内蔵されていますが、水銀灯の安定器は天井裏や壁に設置される場合があります。また、屋外照明の場合は、照明ポールの根元に安定器が設置される場合があります。次の図を参考に、安定器の位置を確認してください。
安定器を発見したら、銘板の「製造年」や「力率」の表示を確認してください。
銘板の表示や、実際の判断事例については、次の資料も確認してください。
※銘板に「▽にテ」のマークがあり、「61-xxxx」と数字が記されている安定器については、数字で製造時期を判別できる場合があります。
※10W、15W、20Wの照明器具をお使いのかたで、安定器の形状が鉄芯とコイルのみで構成されている「裸安定器」である場合は、PCB不使用の可能性があります。
詳しくは安定器のPCB使用の判別方法、調査、分別についてをご確認ください。
確認後、1.または2.となる安定器は、製造番号等を控え、製造メーカーにお問合せください (3 製造メーカー確認へ)
- 製造年が昭和47年(1972年)以前のもの
※銘板の表示は和暦下2桁のほか、記号表示で示される場合があります。確認方法は各製造メーカーにお問合せください。 - 「高力率」または力率の表示が「85%(0.85)」以上のもの
※器具を調査するときは、照明のスイッチを止める・器具に触らないなど、感電に留意してください。
器具が高所にある場合は、電気工事業者へ依頼する等、安全な方法で調査してください。
3 製造メーカー確認
2で調べた「安定器」の銘板に記入されている「製造番号」や「製造年」を控え、照会します。
※照会にあたり、携帯端末またはデジタルカメラで安定器の銘板を撮影しておくと、スムーズに手続が進みます。
確認方法
- 日本照明工業会(各メーカーの問合せ先窓口から、電話等で確認)
- 直接、製造メーカーのwebサイトで確認する
※一部のメーカーでは、PCBが使用された機器の製造番号を公開していたり、web上で製造番号を入力すると、PCBの有無が確認できるようになっています。
調査の全体的な流れについては、次の動画でも確認できます。
(公益財団法人 産業廃棄物処理事業振興財団作成)
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
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