クマに注意!!

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ページ番号1002088  更新日 2025年4月25日

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更新情報

  • 2025年4月25日ツキノワグマ出没注意報について更新しました。

近年、ツキノワグマの出没が増えており、青森市では令和5年度において56件の出没情報が寄せられたところですが、令和5年10月12日には合子沢地区で男性1名がクマに襲われ負傷する人身被害が発生しました。また、令和6年度においては120件の出没情報が寄せられており、令和6年6月21日には女性1名がクマに襲われ負傷する人身被害が、6月22日には女性1名がクマに追いかけられ食料を奪われるとみられる持ち物被害が、6月25日には女性1名がクマに襲われたとみられる死亡事故がそれぞれ荒川字南荒川山の区域で立て続けに発生しました。

令和6年度にクマのエサとなるブナの実が豊作であり、令和7年度はクマの栄養状態が良くなり出産数が増え、出没件数の増加が懸念されるほか、冬眠明けの母グマが子グマのエサを求めて行動範囲を広げるおそれがありますことから、青森県からは令和7年4月4日~11月30日にかけて「ツキノワグマ出没注意報」が発表されました。

春からはクマが冬眠から目覚め、目撃情報が多発し、5~11月頃まで山菜、昆虫、木の実などの食物を探してよく動き回ります。
また、子連れの親グマは子どもを守るため気性が荒くなっています。子グマに近寄ったり、刺激することで襲われる可能性があります。

山菜取りなどで入山の際は、事前に市のホームページ・SNSなどで出没情報を確認の上、クマに出会わないように複数人で音を鳴らしながら歩くなど十分に注意し、出没が確認されている場所には近づかないようにしてください。
また、人里にクマが出没しないように、クマを誘引する生ごみや野菜・果実の残渣を屋外に放置しないなど適切に処理するようにしてください。
市内でクマを目撃した場合、足あとや糞を発見した場合は、身の安全を確保した上で、速やかに環境保全課までご連絡ください。

注:目撃した場合は、「日時、場所、大きさ、頭数、逃げた方向」などを確認していますので、ご協力願います。

八甲田地区における入山規制

十和田八幡平国立公園内の八甲田地区における令和6年6月21日から6月25日にかけてのツキノワグマによるとみられる3件の人身被害や死亡事故等を受けて、国、県、市などによる「八甲田地区のツキノワグマによる人身被害等対策の関係者会議」を開催し、緊急対策として6月28日から当面の間の期間で入山規制等を実施してきました。緊急対策以降は、クマによる被害が発生しておらず、また、8月2日にクマが1頭捕獲されたことを踏まえ、8月21日に関係者会議を開催しました。その会議において、登山道については、段階的に閉鎖を解除する方針が決まり、9月21日から全ての登山道が解除されました。
国有林等の森林エリアの入山規制については、森林法に基づき山菜採りを目的とした入山は規制されていることから、引き続き入山規制を継続するとともに、森林法、自然公園法に基づきタケノコやキノコ等の植物の採取が禁止されていることを周知していくことを申し合わせしました。

(1)八甲田地区のツキノワグマ被害に係る対応について

(2)八甲田登山道等の閉鎖解除予定日について

(3)国有林等の森林エリア
 1.森林法に基づく入山規制区域図

 2.自然公園法に基づく植物採取等禁止区域図

【森林法 抜粋】
第八章 罰則
第百九十七条 森林においてその産物(人工を加えたものを含む。)を窃取した者は、森林窃盗とし、三年以下の懲役または三十万円以下の罰金に処する。
第百九十八条 森林窃盗が保安林の区域内において犯したものであるときは、五年以下の懲役または五十万円以下の罰金に処する。

【自然公園法 抜粋】
(特別保護地区)
第二十一条 ~略~
3 特別保護地区内においては、次の各号に掲げる行為は、国立公園にあつては環境大臣の、国定公園にあつては都道府県知事の許可を受けなければ、してはならない。ただし、非常災害のために必要な応急措置として行う行為は、この限りでない。
~略~
七 木竹以外の植物を採取し、若しくは損傷し、または落葉若しくは落枝を採取すること。
第八十二条 次の各号のいずれかに該当する場合には、当該違反行為をした者は、一年以下の懲役または百万円以下の罰金に処する。
~略~
二 第二十条第三項、第二十一条第三項または第二十二条第三項の規定に違反したとき。

青森市のクマ出没MAP

過去に寄せられたクマ出没情報を地図上に示しました。
<市内のクマ出没MAPを表示>

  • 上記地図は、市に寄せられたクマ出没情報に基づき更新していますので、市内にいる全てのクマの居場所を示したものではありません。
  • 地図に示した場所を含め、周辺で行動する際は十分にご注意ください。
  • ニホンザルの出没情報も掲載していますので、併せてご確認ください。

令和7年度のクマ出没情報

令和7年度に寄せられた出没情報の一覧です。
青森市では、下記SNSにおいても有害鳥獣に関する情報を発信していますので、こちらもご参照ください。

令和7年度のクマ出没情報
No. 通報日 場所 注意チラシ
1 令和7年4月10日 鶴ヶ坂字田川
2 令和7年4月24日 雲谷字山吹
3 令和7年4月24日 雲谷字山吹
4 令和7年4月24日 雲谷字山吹
5 令和7年4月24日 雲谷字山吹
6 令和7年4月25日 合子沢字山崎

クマに出会わないために

  • あらかじめクマ出没情報に注意し、出没地域には入らない。
  • 必ず2人以上で行動し、単独で山には入らない。
  • 夕暮れや明けがたはクマが活発な時間なので注意する。
  • クマの足あとや糞などを見つけた場合は、その先には進まず引き返す。
  • 食べ残しや食べ物の容器などを野外に置かない(※クマを引き寄せる原因になります。)
  • 鈴や笛、ラジオなどを身につけ、周りに音を出しながら行動する。

クマに出会ってしまったら

  • 遠くにクマを見つけたら、後ずさりしながら静かに立ち去ること。
  • 逃げるものを追う習性があるため、大声を上げたり、攻撃したり、背中を見せて走らないこと。
  • 子グマを見つけても決して近寄らないこと。(※近くに親グマがいます。)

クマに関するマメ知識

  • クマは1日で40~50キロメートルくらいを歩けるほどの行動力をもっています。
  • クマは基本的に果実や山菜(特にタケノコが好物)を食べる草食ですが、繁殖期になると共食いする肉食でもあります。
  • クマは臆病な動物ですので、人間などの気配を感じると自分から逃げていきます。
  • エサを食べることに夢中になっていてバッタリ人間と遭遇したときに自己防衛の手段として人間を襲ってきます。
  • 同様に子グマを連れている親グマも子どもを守るために凶暴化します。
  • 人が捨てていったごみなどをエサとして食べたクマは人間に対する警戒心が低くなっているので、危険です。

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このページに関するお問い合わせ

青森市環境部環境保全課
〒030-0801 青森市新町一丁目3-7 駅前庁舎3階
電話:017-718-0293 ファックス:017-718-1166
お問合せは専用フォームをご利用ください。