教育体制

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ページ番号1003359  更新日 2025年12月5日

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教育基準

  1. 教育理念
    • 専門職業人として豊かな人間性を持ち、質の高い看護実践を提供する看護師を育てる。
  2. 教育目的
    • 医療倫理に基づく専門職業人としての意識を持った看護師を育てる。
    • 質の高い看護(知識、技術、態度)の実践を目指す。
    • 患者や地域の住民の信頼や安心を高めることができる看護師を育てる。
  3. 教育目標
    • 看護ケアを安全で確実に実践できる。
    • 思いやり、尊敬の気持ちを込めて患者に接することができる。
    • 組織の一員として自己の役割を認識し、責任をもって遂行できる 。

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新人看護師教育

厚生労働省の新人看護職員研修ガイドラインに則り、1年間教育研修を実施しています。
プリセプターシップを取り入れ、各部署で先輩看護師が新人看護師の指導にあたり、看護師として適応、成長していく過程を支援しています。さらに、プリセプターがその機能や役割を発揮できるようにスタッフや教育担当主任看護師、看護師長がサポートしています。また、PNSの看護方式を取り入れ、業務をパートナーと行うことで、OJTでの指導も行っています。

  • 新人看護師に個別的、計画的、段階的な指導を行うと共に、よき理解者・相談者となり新人看護師のリアリティショックをやわらげ、スムーズに職場に慣れるように支援していきます。
  • 看護師として成長・発達するように支援していきます。

新人看護師の教育プログラム(4月)

新人看護師教育研修会の様子(令和6年度)

新人看護師夜勤導入教育計画表

夜勤の様子

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継続教育

地域住民のニーズに対応した質の高い看護を提供するために、看護実践能力を高めるための学習支援と、個々のライフサイクルに応じたキャリア発達に向けた支援を行うことを目的に、『クリニカルラダー(ねぶたんコース)』『マネジメントラダー(もっぷるコース)』『看護補助者ラダー(あぷたんコース)』を柱とした看護職教育支援システムを導入しています。
看護師個々の自己研鑽を推進するため、各ラダー別に、院内研修・院外研修・e-ラーニングを組み合わせた学習支援を行っています。

継続教育の骨子

各ラダー別教育研修内容

看護実践能力(看護過程)教育

新人コース、e-ラーニング研修

初級コースなど

看護倫理教育

クリニカルラダー(ねぶたんコース)

マネジメントラダー(もっぷるコース)

看護補助者ラダー(あぷたんコース)

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研修などの参加者の声

ファーストレベル受講者

南波主任看護師

看護管理者の仕事は、スタッフやチームが良い看護実践ができるよう、様々な障害を取り除き、職場環境やコミュニケーション環境を整え、スタッフの知識や技術を高められるよう、組織をマネジメントすることであると学ぶことができました。今回、学んだことを自部署に還元し、働きやすい職場の雰囲気作りを行い、人材育成に活かしていきたいと思います。

穐元主任看護師

研修では、コーチングや動機づけの手法を学んだ事で周囲に変化を求めるのではなく、自らがイノベータとして行動を起こしていくことの重要性を実感しました。これまでは、個人や現場でしか物事をとらえられていなかった課題を、組織全体や制度など、広い視点で検討できるようになりました。視点を変えることで、自分のアプローチが大きく変わりうることを学び、今後の実践に活かしたいと思います。

田名辺主任看護師

研修では講師からの学びや他施設の看護師との交流を通じて、多様な視点に触れ、新たな気づきと成長の機会を得ました。今後の実践に役立て、より質の高い看護を提供できるように努めたいと思います。

サードレベル受講者

葛西副看護局長

看護管理者の視点が大きく広がり、組織運営における戦略的思考の重要性を学ぶことができました。また、トランスフォーメーショナル・リーダーシップの概念を通して、自らのリーダーシップスタイルを見直すこともできました。組織を活性化するためには、スタッフ一人ひとりの能力を最大限発揮できるよう、最適な環境を整備することが、看護管理者の重要な役割であると認識しました。この学びから、戦略的な人材管理に活かしていきたいと考えています。当院の理念に沿って、地域医療支援病院としての役割を果たすため、効率性と安全性を両立させた患者最優先の視点で看護管理を行い、地域医療に貢献していきたいと思います。

学会参加者

一戸主任看護師

2025年10月16日から18日まで開催された「第63回日本癌治療学会学術集会」に一般参加しました。市民向けのイベントでは、がんサバイバーのかたがたの体験を通して、多くの学びや気づきを得ることができました。
「医療者に伝えたい、患者のホンネ大発表SP」では、患者が医療者に本音を語るセッションが行われ、また「カラダワンダーランド ~がんち特別授業~」では、市民や子どもたちが内視鏡・腹腔鏡・採血など、さまざまな医療行為を体験し、医療について学ぶ機会が設けられていました。
私自身のこれまでの経験の中で、若い患者が小さな子どもに自身のがん罹患を伝えられず、心配をかけまいと隠してしまうというエピソードに触れることがありました。しかし、子どもは親が何かを隠していることを敏感に感じ取っています。
学会でのイベントを通して、医療がもっと身近な存在となり、「がんは怖い病気ではない」「治療は親子で支え合えるもの」と感じられるようになれば、隠し事のない関係で過ごすことができるのではないかと考えさせられました。
今回の学会を通じて、医療者だけでなく、患者や市民も共に学び、交流できる「開かれた学会」へと進化していることを実感しました。

八木橋主任看護師

2025年10月16日から18日まで開催された「第63回日本癌治療学会学術集会」に一般参加しました。
がん医療において、様々な治療法や支持療法が確立されてきています。患者さんが生活の質を維持し治療継続できるよう、多職種が連携しつつそれぞれの専門性を発揮し支援していくことは重要なことです。その中でも患者さんの一番側にいる看護師は、患者さんが必要とするタイミングを逃さずに、限られたリソースを最大限に活用しながら看護を提供しなければなりません。今回の学会参加で学び得たことを、実際の看護の場で活用し、安全で質の高いがん看護を提供していきたいと思います。

添付ファイル

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