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市民の声 八甲田牛の加工事業について

受付年月日 2024年3月7日
性別
年代
テーマ 八甲田牛の加工事業について
分野
提言内容(要約)  なぜ、「八甲田牛」の加工事業に踏み切ったのか甚だ疑問であります。
 八甲田牛は、本来、我が国で北東北にしか生息しない、かつ1割の和牛のカテゴリであり、赤身のうまみが凝縮しているのが特徴です。
 しかしながら、ハンバーグ等の加工品にしてしまうと、短角和種の特徴が大いに失う懸念があります。
 したがって、加工事業に踏み切るのであれば、まず、ステーキやしゃぶしゃぶといった素材を生かす食のプロモーションを行い、需要を増やした後に、第2段階として、加工事業に踏み切らないと、他県和牛製品との差別化はできません。
回答内容(全文)  本市は、日本短角種である八甲田牛の生産振興に努めております。八甲田牛の肉質として赤身のうまみが凝縮していることや黒毛牛肉よりグルタミン酸などのアミノ酸が富んでおり、牛肉本来のおいしさがあるものと市も認識しており、これまで一部市内量販店での継続的な精肉販売や小売精肉店、飲食店への提供など、様々な場面でプロモーションを行ってまいりました。
 さらに、八甲田牛のブランド価値向上のため、令和4年度から県や関係団体と連携し、市内飲食店関係者を対象に、モモ肉などを使用した八甲田牛の肉質やその特性を生かした和・洋の調理レシピなどを紹介する試食勉強会や、著名なシェフを招いての料理講習会を開催するなど、新たなプロモーションを展開しているほか、八甲田牛の認知度を高めるため、自然放牧を取り入れた生産方式や旨味豊かでヘルシーな赤身肉という八甲田牛の特徴を示したリーフレットを作成し、SNSなどで発信してきたところです。
 近年のヘルシー志向の高まりを受け、赤身肉が主体である八甲田牛の県内外での取扱いは着実に増えているものの、飲食店の使用する部位がヒレやサーロインなどのロース部分といった高級部位やランプ・イチボなど一部に限られており、スネ・ソトモモ・バラなど比較的需要が低い部位の活用が喫緊の課題となっていることから、今年度、産学官連携により、低需要部位を利活用した商品開発を進めることとし、スネなど比較的硬い部位は煮込み料理、皮下脂肪が厚めなバラはソトモモ等と一緒に挽肉にして調理するなど試作を繰り返し、日本短角種固有の肉質とうまみを生かした、レトルトカレーや、餃子・牛丼・コンビーフの冷凍食品を開発しました。
 開発商品は、ふるさと納税進呈品登録や、ECサイトでの販売を予定しており、全国どこでも購入(応援)できる環境を整え、八甲田牛ファンを更に獲得したいと考えています。
 八甲田牛ブランドの確立・価値向上のため、今後も様々な取組を実施してまいりますので、引き続き八甲田牛の応援をお願いしたいと存じます。

【担当課:農林水産部農業振興センター】
回答日 2024年3月18日

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