○青森市国民健康保険事業財政調整基金条例

平成十七年四月一日

条例第九十七号

(趣旨)

第一条 この条例は、地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百四十一条の規定により、国民健康保険事業財政調整基金の設置、管理及び処分について必要な事項を定めるものとする。

(設置)

第二条 青森市国民健康保険事業の財政の健全な運営に資するため、青森市国民健康保険事業財政調整基金(以下「基金」という。)を設置する。

(積立ての額)

第三条 基金として積み立てる額は、青森市国民健康保険事業特別会計の各会計年度において生じた剰余金の二分の一を下らない額とする。

(管理)

第四条 基金に属する現金は、金融機関への預金その他最も確実かつ有利な方法により保管しなければならない。

2 基金に属する現金は、必要に応じて最も確実かつ有利な有価証券に代えることができる。

(繰替運用)

第五条 市長は、財政上必要があるときは、確実な繰戻しの方法、期間及び利率を定めて基金に属する現金を歳計現金に繰り替えて運用することができる。

(運用益金の処理)

第六条 基金の運用から生ずる収益は、青森市国民健康保険事業特別会計歳入歳出予算に計上し、この基金に繰り入れるものとする。

(平成二一条例一〇・一部改正)

(処分)

第七条 市長は、次の各号のいずれかに該当する場合は、基金の全部又は一部を処分することができる。

 保険給付費等の増加に対応する財源に相当の不足を生ずる場合において、当該不足額を埋めるための財源に充てるとき。

 年度末において、歳入欠陥を生ずるおそれがあり、やむを得ず当該不足額を埋めるための財源に充てるとき。

(委任)

第八条 この条例に定めるもののほか、基金の管理に関し必要な事項は、市長が定める。

(施行期日)

1 この条例は、平成十七年四月一日から施行する。

(経過措置)

2 この条例の施行の日の前日までに、合併前の青森市国民健康保険事業財政調整基金条例(昭和五十八年青森市条例第二十五号)又は浪岡町国民健康保険財政調整基金条例(昭和四十九年浪岡町条例第二十九号)の規定により積み立てられた現金、有価証券等は、それぞれこの条例により積み立てられた基金とみなす。

(平成二一年三月条例第一〇号)

(施行期日)

1 この条例は、平成二十一年四月一日から施行する。

青森市国民健康保険事業財政調整基金条例

平成17年4月1日 条例第97号

(平成21年4月1日施行)