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今年、久し振りに海水浴場を見たら、波打ち際の「小さなエビ」は見つけられなかったものの、泥は無く、数種の幼魚、場所によっては重なり合っているハスノハカシパンが特に目についた。 しかし、海水浴区域外に出ると泥混じりの砂底で、さらに防波堤に近付くと泥底になり、アマモが密生していた。多くの人びとの努力で何とか現状までに回復し、維持されてきているというのに、今だに所かまわず空缶、ごみ、煙草の吸いがら、花火の燃えかすなどを捨てる心無い人を見かけることもある。 コンクリートの海岸線が続く中で素足で波打ち際に入れる唯一のこの海岸が、海水浴場としていつまでもちこたえられるのだろうか?もっときれいな海水浴場としていつまでも存続させたいと思うのは青森市民の願いである。 【自然部会執筆編集員 沼宮内隆晴】 ※『広報あおもり』1999年9月15日号に掲載 |
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