感染管理室

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ページ番号1003376  更新日 2025年3月5日

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役割と業務内容

【感染管理室の役割】

感染管理室は、感染対策チーム(ICT)の調整役として、院内における感染症の情報を集約し、発生状況を確認するとともに感染対策を提言しています。また院内感染の予防と感染対策上の問題のチェックや報告、相談、対策、管理を日常的に行っています。院外の感染症情報を院内通知するとともに地域での感染対策地域連携を取っています。

【感染管理室業務内容】

  • 臨床分離菌に関する患者の情報収集及び感染対策の実施状況の確認
  • 看護局インフェクションコントロールナース(ICN)委員会との連携を図り、感染対策が遵守できる環境の設定と提言を行う。
  • 医療従事者への教育・相談(コンサルテーション)
  • 感染管理教育
    • 新採用職員に対するオリエンテーション
    • 定期的集団継続教育
    • 委託職員に対する教育
  • 施設内広報活動と患者向け広報活動
  • 最新の情報収集と他施設との情報交換

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院内感染対策の指針

院内感染対策指針の目的

院内感染の予防・再発防止策の必要性及び重要性について全職員が認識し、病院長を中心に全職員が一体となって院内感染対策活動に取り組むことにより、患者中心の安全で質の高い医療サービスの提供を図ることを目的とする。

青森市民病院感染対策委員会

当院における微生物による感染の予防と拡大防止、院内の衛生管理にかかる対応策の協議等を行うため、青森市民病院感染対策委員会(以下「感染対策委員会」という。)を設置する。感染対策委員会の構成及び運営等については、「青森市民病院感染対策委員会要項」に定める。

感染対策チーム

院内感染対策の強化・充実を図るため、迅速かつ機動的に活動を行う組織として感染対策チーム(以下「ICT」という)を設置する。
ICTの構成及び任務等については、「感染対策チーム要領」に定める。

看護局インフェクションコントロールナース(ICN)委員会

院内感染対策活動の実践的な役割を担う組織として、看護局インフェクションコントロールナース委員会(以下「ICN委員会」という。)を設置する。ICN委員会の構成及び任務等については、「ICN委員会要項」に定める。

職員研修

  1. 院内感染対策の基本的考え方および具体的方策について職員に周知徹底を図ることを目的に実施する。
  2. 研修会は、病院全体に共通する院内感染に関する内容について、年2回以上全職員を対象に開催する。また、各部署、職種ごとの研修についても必要に応じて随時開催する。
  3. 研修の開催結果または外部研修の参加実績を記録し、5年間保存する。

院内感染発生時の対応・報告

  1. 感染症が発生した場合には、「院内感染対策マニュアル」(以下「マニュアル」という。)に基づき対応する。
  2. 院内感染症事例、届出を要する感染症の発生時、および院内感染対策上重要な微生物が検出された場合、主治医は指定の報告ルートに基づき迅速に連絡・報告書を提出し、外部機関と連絡を図る。
  3. 感染症が発生した場合は、看護師長あるいは主治医からの第一報、もしくは細菌検査室からの報告に基づき、ICTは発生状況の調査・解析・指導などの制御に必要な一次措置を講じる。
  4. 感染症発生状況に応じて、ICTは直ちに予防策を講じるとともに病院長に報告する。(病院長は必要に応じて緊急感染対策委員会を招集し、再発・拡大防止策を検討する。)
  5. 耐性菌分離状況は、細菌検査室からICTにレポートを提出する。これら感染症発生状況は、感染対策委員会において報告される。

患者等への情報提供と説明

  1. 本指針を当院ホームページおよび院内に掲示することにより、患者、家族が閲覧できるようにする。
  2. 感染予防対策について説明し、手洗いや備え付けの消毒薬を使用、またマスク着用等について、患者および家族に理解を得た上で協力を求める 。

その他院内感染対策の推進

  1. 職員は、マニュアルに沿って、手洗いの徹底、標準予防策など常に感染予防策の遵守に努める。
  2. 職員は、自らが院内感染源とならないよう、定期健康診断を年1回以上受診し、健康管理に留意するとともに病院が実施するB型肝炎、インフルエンザワクチンの予防接種に積極的に参加する。
  3. 院内感染対策を推進するため、定期的にマニュアルの改訂に取組、職員への周知徹底を図る。

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感染管理組織

院内感染は患者へ身体的苦痛を強いるだけでなく、入院期間の長期化などによる経済的、社会的苦痛を与え、病院や医療従事者に対しても負担を及ぼします。
感染管理は、患者、家族、病院職員、外部職員、学生、病院を訪れる人等、病院に関わる全ての人々を感染から守る組織的活動であり、そして、医療・ケアの質の向上、不必要な経費の削減、業務の効率化を進めるために欠かすことのできない活動です。これらの活動を効果的、効率的に行うためには、有機的な感染管理システムを構築し、組織横断的に活動することが重要です。

青森市民病院における感染管理組織図

写真:感染管理組織図

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感染対策チーム(ICT)

院内感染対策の強化・充実を図るため、迅速かつ機動的に活動を行っています。

構成メンバー

  • 医師(専任)
    豊木嘉一 塚田晴彦 神寛之
  • 感染管理認定看護師(専従)
    川口理恵
  • 薬剤師(専任)
    窪寺俊治【感染制御認定薬剤師】 柿崎和也
  • 検査技師(専任)
    澤谷泰子【認定臨床微生物検査技師】 小山敬大
  • 医療局
  • 看護局
  • 医療技術局
  • 事務局

活動内容

  1. 週1回のラウンド、記録、フィードバック
  2. 院内感染対策マニュアルの作成及び改訂
  3. 院内研修年2回の計画、記録
  4. アウトブレイクの緊急対応
  5. 臨床分離菌に関する疫学情報収集
  6. 抗菌薬・消毒薬における薬局の払い出しデータの収集
  7. TDM解析による抗菌薬の情報提供
  8. サーベイランス計画を立案、実施、評価
  9. 年間計画の作成と評価・改善

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抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

薬剤耐性対策の推進、特に抗菌薬の適正使用の推進の観点から、抗菌薬適正使用支援チームを設置しました。

構成メンバー

  • 医師(専任)
    豊木嘉一 塚田晴彦 神寛之
  • 感染管理認定看護師(専従)
    川口理恵
  • 薬剤師(専任)
    窪寺俊治【感染制御認定薬剤師】 柿崎和也
  • 検査技師(専任)
    澤谷泰子【認定臨床微生物検査技師】 小山敬大
  • 事務局

活動内容

  1. 感染症治療の早期モニタリングとフィードバック
  2. 微生物検査・臨床検査の利用の適正化
  3. 抗菌薬適正使用マニュアルの作成及び改訂
  4. 院内研修年2回の計画、記録
  5. TDM解析による抗菌薬適正使用の情報提供
  6. 年間計画の作成と評価・改善
  7. 他施設からのコンサルテーション
  8.  医師等からの抗菌薬に関するコンサルテーション
  9.  届け出抗菌薬の使用状況のモニタリング
  10.  抗菌薬使用量、使用日数および耐性率などの定期的な評価
  11.  血液培養2セット率、陽性率、汚染率の集計とフィードバック
  12.  アンチバイオグラムの作成
  13.  耐性菌発生状況の集計とフィードバック

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業績

感染対策支援について

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