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更新日:2017年3月9日

「あおもり歴史トリビア」第173号(2015年8月28日配信)

奥羽本線全線開通110周年(担当:村上)

こんにちは。嘱託員の村上です。先日、青森駅でかわいらしいキャラクターが描かれた列車を見かけました。調べてみると、この列車は「奥羽本線全線開通110周年ラッピング列車 ご当地キャラクター号」というもので、奥羽本線が明治38年(1905)9月14日に全線開通してから今年で110周年を迎えることを記念して運行されているものだとわかりました。

奥羽本線全線開通110周年ラッピング列車ご当地キャラクター号
奥羽本線全線開通110周年ラッピング列車 ご当地キャラクター号
(矢印で示した部分にはなみおか中世の里イメージキャラクター「ばさらくん」が描かれています)

奥羽本線は福島県の福島駅から山形県・秋田県を経由して青森駅までを結ぶ鉄道路線で、明治25年に可決された「鉄道敷設法」によって建設が決定しました。当時、青森-東京間は民間の日本鉄道会社が運行していましたが、奥羽本線は官営鉄道として計画されました。鉄道を所管する鉄道庁(明治26年に鉄道局となります)では、秋田県湯沢を境に建設区間を二つに分け、青森側と福島側からそれぞれ建設することとしました。

奥羽本線において最も早く開通した区間は青森-弘前間で、明治27年12月1日に開通しています。実は、昨年が開通120周年の記念の年でした。この区間の建設にあたっては、当初、現在とは異なるルートが想定されていましたが、西津軽郡・北津軽郡から大釈迦や高野(五所川原市)を経由する西寄りのルートと、南津軽郡から黒石を経由する東寄りのルートを希望する声があり、それらを折衷する形で現在のルートが決定しました。

開通当初の青森-弘前間は所要時間が約1時間30分で、1日3往復運行されました。そして、開通と同時に新城(大正4年に津軽新城と改称)、大釈迦、浪岡、川部、弘前の5つの駅が開業しました(青森駅は日本鉄道会社と共同使用)。このうち、津軽新城駅と川部駅では明治27年の開業から現在まで同じ駅舎が使われています。改修工事などは行われていますが、明治時代の駅の雰囲気を残しています。

明治27年10月と記された津軽新城駅の建物財産標
明治27年10月と記された津軽新城駅の建物財産標

津軽新城駅
津軽新城駅

開通当日には弘前駅前で開通式が行われ、県知事など式典の参加者は青森駅を午前11時30分に発車する二番列車で弘前駅へと向かいました。各駅には列車に乗りきれないほどの人がおり、混雑のために列車は30分遅れて弘前駅へ到着したそうです。それだけ多くの人が開通を待ち望んでいたのですね。

※今回の内容は『新青森市史』通史編第3巻(平成26年、青森市)、『奥羽本線建設小史』(平成6年、浪岡町中世の館)などを参考にしました。

奥羽本線全線開通110周年ラッピング列車ご当地スタンプ号
奥羽本線全線開通110周年ラッピング列車
ご当地スタンプ号

新青森駅・青森駅のご当地スタンプ
新青森駅・青森駅のご当地スタンプ

問合せ

所属課室:青森市教育委員会事務局市民図書館 担当者名:歴史資料室

青森市新町一丁目3-7

電話番号:017-732-5271

ファックス番号:017-732-5272

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