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更新日:2016年1月8日

「あおもり歴史トリビア」第131号(2014年10月31日配信)

青函シリーズ(3)郵便輸送の拠点・青森鉄道郵便局(担当:村上)

今年、青森と函館を結んだ青函連絡船八甲田丸(現メモリアルシップ八甲田丸)が就航から50年を迎えました。八甲田丸には鉄道車両を搭載する車両甲板があり、現在は貴重な鉄道車両を展示するスペースとなっているのですが、ここに郵便物を輸送するために用いられた郵便車も展示されています。

かつて青森駅構内には鉄道や青函連絡船によって運ばれる郵便物を取り扱うために青森鉄道郵便局が置かれていました。今回はこの青森鉄道郵便局についてお話ししたいと思います。

日本の郵便事業は明治4年(1871)に東京-京都-大阪で取り扱いが始まり、翌年に全国へと拡大しました。当時、青森-函館間に定期航路はなく、郵便物を送る体制が整っているとはいえない状況でした。そのため、同年5月に郵便事業を所管する駅逓寮(えきていりょう)は北海道開拓使に対して青森-函館間にいつ汽船を就航させるのかという問い合わせをしています。

そして明治6年1月、開拓使所属の蒸気船弘明丸によって青森-函館間に定期航路が開設され、本格的な郵便輸送が開始されました(明治5年9月に郵便輸送のため青森-函館間に汽船の運航を開始したという説もあります)。のちに青森-函館間には国鉄の青函連絡船が就航し、連絡船が郵便物の輸送を担うことになります。

一方、青森県内で鉄道による郵便輸送が始まったのは青森-東京間の鉄道が開通した明治24年のことでした。その後、全国各地で鉄道が開通して鉄道郵便輸送に関わる業務量が増えたため、明治36年4月、鉄道郵便輸送を専門に扱う鉄道郵便局が全国に11局置かれることとなりました。この時、青森電信郵便局の鉄道郵便課が独立して青森鉄道郵便局が誕生し、鉄道と船舶による郵便輸送を取り扱うことになります。

鉄道郵便局制度は日露戦争の影響で一時廃止され、明治43年に復活するものの、青森鉄道郵便局は仙台鉄道船舶郵便局青森派出所となりました。再び青森鉄道郵便局として独立するのは昭和11年(1936)のことです。青森駅は東北線(現青い森鉄道線)や奥羽線の終着駅であり、青函連絡船の乗換駅でもあったことから、青森鉄道郵便局では県内のほか、北海道・秋田・岩手(北部)・山形(酒田以北)方面の郵便を取り扱いました。

青森駅構内にあった青森鉄道郵便局
青森駅構内にあった青森鉄道郵便局
(昭和61年、市広報広聴課蔵)

しかし、昭和59年に郵便輸送システムが鉄道中心から自動車中心へと切り替わり、鉄道郵便車による輸送は昭和61年9月をもって廃止されました。同年10月1日、青森鉄道郵便局は廃止されて青森輸送郵便局と改称し、更に平成元年(1989)には石江地区の新局舎へ移転して青森西郵便局となっています。

郵便物の積み込み
郵便物の積み込み
(昭和61年、市広報広聴課蔵)

青森駅を発車する最後の鉄道郵便車
青森駅を発車する最後の鉄道郵便車
(昭和61年、市広報広聴課蔵)

※今回の内容は『郵便創業120年の歴史』、『新青森市史』通史編第3巻などを参考にしています。

問合せ

所属課室:青森市教育委員会事務局市民図書館

青森市新町一丁目3-7

電話番号:017-732-5271

ファックス番号:017-732-5272

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