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更新日:2016年1月8日

「あおもり歴史トリビア」第30号(2012年10月26日配信)

北畠八穂『耳のそこのさかな』(担当:鈴木)

いつの間にか秋も本番。そして、雪の季節が近づいています。

雪を描いたお話にはいろいろありますが、今回は私が子どもの頃に読んだ、津軽の冬を描いた童話をご紹介したいと思います。

皆さんは、青森市出身の文学者「北畠八穂(きたばたけ やお)」をご存知でしょうか。北畠八穂は、明治36年(1903)に青森市に生まれました。子ども時代、週末を古館にあった祖父母の家で過ごし、たくさんのお話を聞いてのびのびと過ごしますが、若くして脊椎カリエスに侵され長年病に苦しみながら、昭和57年(1982)に亡くなるまで、郷里を題材とした詩的で幻想的な数々の作品を発表しました。

北畠八穂の解説板(幼少時代を過ごした所:堤町2丁目)
北畠八穂の解説板(幼少時代を過ごした所:堤町2丁目)

そのひとつに、『耳のそこのさかな』という作品があります。これは昭和44年(1969)にポプラ社から刊行された児童文学ですが、大人が読んでも懐かしく、心の深いところにコトリと落ちるようなお話です。

北畠八穂『耳のそこのさかな』
北畠八穂『耳のそこのさかな』

主人公のマヨコは、冬の間、両親が出稼ぎに行くので「百人前のおばあちゃ(祖母)」と暮らしていましたが、ある朝、そのおばあちゃが冷たくなっていて、親戚のおじさんの家に行くことになり、雪の降り積もる道を、おばあちゃが話してくれたお話をひとつずつ思い出しながら歩くのです。その中には、ねぶた、お山参詣、津軽のむがしこ、子守唄など、津軽の情景が織り込まれています。また、静かな雪の夜、凍った雪が『リ、リ、リ、リ』とかすかな音をたてること、夕暮の雪が紫がかることなど、雪国で生まれた作者ならではの世界が描かれています。佐藤米次郎の優しいさし絵にも、懐かしい気持ちになります。

青森には、ほかにも各界で業績を残した女性がたくさんおられます。また、名前を残した女性だけでなく、家庭で、また職場で、懸命に時代を生きてきたたくさんの女性達。そういった女性のあゆみが『青森県女性史あゆみとくらし』(平成11年青森県発行)、『写真で見る青森県女性のあゆみとくらし』(平成14年青森県男女共同参画センター発行)に綴られています。

~おすすめ情報~

本日10月26日(金曜日)、「弘前大学資料館」が開館しました。これは、弘大の歴史や研究成果を一堂に紹介するもので、「津軽領元禄国絵図写」縮尺版、昭和20年代の解剖図、同大歴代のねぷた絵の写真などの所蔵資料や、最新の研究成果が展示されているそうです。場所は弘大キャンパス内、入館無料、開館時間は10時~16時、土日・祝休日・盆・年末年始は休館です。ただし、この週末は弘前大学総合文化祭が開催されており、土日も開館していますので、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

問合せ

所属課室:青森市教育委員会事務局市民図書館 担当者名:歴史資料室

青森市新町一丁目3-7

電話番号:017-732-5271

ファックス番号:017-732-5272

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