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更新日:2016年1月26日

「あおもり歴史トリビア」第50号(2013年3月22日配信)

大正時代の市立図書館(担当:工藤)

今回は、市立図書館のお話しをします。

とはいうものの、ボリュームの関係で、現在の市民図書館に至るまでの複雑な経緯については、市民図書館のホームページの「図書館概要」の最初にある「沿革」などでご確認いただくとして、ここでは、明治43年(1910)5月の大火の後で焼失した青森市立図書館が、新たに開館する大正4年(1915)から話をはじめます。

新しい図書館は、大正4年9月24日に開館し、その場所は、『青森市史』第1巻によれば、「古川町」の「帝室林野整理局(青森支庁)」が廃止されたことで、そこを市が買収して図書館にあてたとあります。市民図書館のホームページの「沿革」にも同様に記されています。

さて、この図書館は、大正11年の「青森新市街図」に「青森図書館」の名称で、旭町の西側に描かれています。注目したいのは、ここは当時の青森市域からはずれており、実は大野村に位置しています。青森市が予算をつけるなどしているので、明らかに市の施設なのですが、立地しているのは大野村だったのです。なお、もとあったという「帝室林野整理局」は、(財)林野弘済会青森支部が発行した『樹齢百年―青森営林局の一世紀』によれば、「整理局」ではなく「帝室林野『管理局』」とあり、やはり大野村に明治43年11月に開庁し、大正3年に廃止されたとあります。


大野村にあった青森市立図書館(市史編さん室所蔵、大正11年「青森新市街図」より)

※地図上に青い線で示したのが市町村界で、右側が青森市域、左側が大野村域。

その後、市立図書館は大正14年に移転します。昭和4年(1929)年に青森市役所が発行した『青森』という本によれば、橋本にある工芸学校に併置されたとあります。これについては、昭和2年の「青森市全図」でも一応の確認ができます。そして、昭和3年に県立図書館が開館し、蔵書はそちらに引き継がれたようですが、その後は「市立簡易図書館」と改称して、少ない蔵書ながらも開館していたとの記録もあります。なお、これとは別に大正7年から昭和2年まで「私立青森簡易図書館」もありました。


市立工芸学校に併設された図書館(市史編さん室所蔵「昭和二年 青森市勢一覧」より)

では、大正14年に市立図書館が移転した大野村の跡地はどうなったのでしょうか。これにもなかなか興味深いエピソードがあるようです。いずれご紹介することにいたしましょう。乞う、ご期待。

問合せ

所属課室:青森市教育委員会事務局市民図書館 担当者名:歴史資料室

青森市新町一丁目3-7

電話番号:017-732-5271

ファックス番号:017-732-5272

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