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更新日:2015年6月1日

「あおもり歴史トリビア」第63号(2013年6月28日配信)

津軽神楽(担当:三上)

夕暮れどき、宵宮を知らせる音色が聞こえてくると、なぜか郷愁を覚え、心躍ります。6月に入ると市内の各神社では例大祭がはじまり、その前夜祭の宵宮が開催されます。6月19日長島の廣田神社の宵宮では、ねぶた囃子が披露され、夜店もたくさん出て、たいそうな賑わいでした。そして翌日の例大祭の日には、拝殿において神事が行われ、それに続いて「津軽神楽(つがるかぐら)」も奉納されました。今回はその「津軽神楽」についてお話ししましょう。


廣田神社の宵宮


「津軽神楽」が奉納された廣田神社の拝殿

神社の祭礼は神前・境内を浄め、神官・氏子が精進して神迎えをして、芸能を披露し、神を祀り、最後には送り出すという神祭りの行事です。そこで奉納される「津軽神楽」は社家・神官のみが伝習する荘重で典雅な神事芸能です。その由来は正徳2年(1712)藤崎村(南津軽郡藤崎町)の堰神社の神職であった堰八豊後安高(せきはちぶんごやすたか)が江戸に上り神楽を伝授され、京都で官位を受け、正徳4年藩に戻り、弘前の東照宮の山辺丹後(やまべたんご)らとともに神職を指導し、弘前藩四代藩主津軽信政を祀っている高岡霊社(高照神社)の祭典に奉納したのが、始まりといわれています。

演目は「神入舞(かみいりまい)」「宝剣(ほうけん)」「磯良(いそら)」「千歳(せんざい)」「弓立(ゆだて)」などがあり、楽人(がくじん)と呼ばれる人たちが演奏する大太鼓、小太鼓、手平鉦、笛に合わせて舞が奉納されます。

廣田神社ではこのうち「神入舞」「磯良」「千歳」の三演目が演じられました。

最初の「神入舞」は「津軽神楽」を行うにあたり舞台を清める舞だそうです。白い装束で鈴と舞扇を持ち、優雅に舞います。


神入舞(2011年撮影)

次の「磯良」は金襴模様の装束で黒い面をつけ、磯辺にたって藻を掻きならす場面を表現する勇壮な舞いです。動きが激しく見ごたえがあります。


磯良(2013年撮影)

最後の「千歳」は翁舞・高砂舞ともいわれ、千羽鶴模様の装束をつけた白髪の翁がゆったりとした動作で舞います。


千歳(2013年撮影)

風雅な舞を目の前にして、しばし神の世界に足を踏み入れた気になってしまったほどでした。演じた神官のお話によると、「舞いは神様に奉納するものであるが、演じているうちに自分そのものが神になったような感じになります。」ということでした。

今後も市内各神社の祭礼で「津軽神楽」が奉納されます。一般のかたが見学できるところもあるそうですので、機会がありましたら、ぜひご覧になってみてください。

※今回の内容は『新青森市史 別編3 民俗』『津軽神楽略史』『青森県民俗芸能緊急調査報告書』『青森県の文化財』を参考にしています。


大太鼓、小太鼓、笛などを演奏する楽人たち(2013年撮影)

問合せ

所属課室:青森市教育委員会事務局市民図書館 担当者名:歴史資料室

青森市新町一丁目3-7

電話番号:017-732-5271

ファックス番号:017-732-5272

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