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更新日:2015年7月1日

「あおもり歴史トリビア」第110号(2014年6月6日配信)

戦前戦後のふたつの青森市民歌(担当:鈴木)

先日、市民の方から新旧の青森市民歌に関するお問い合わせがあり、編さん室の蔵書などで調べてお答えしました。今回はそのことをお話ししたいと思います。

現在の市民歌は、旧浪岡町との合併後、平成17年(2005)12月26日に制定された「大きな朝に」(作詞:篠崎淳之介〈しのざき じゅんのすけ〉・作曲:川崎祥悦〈かわさき しょうえつ〉)ですが、その前には、戦前と戦後、ふたつの青森市民歌がありました。

戦前のものは、「大空翔ける蒼竜(そうりゅう)の 雄姿に似たる大日本 その竜口(りゅうこう)の陸奥の海 文化の潮寄る浜に 父祖の建てたるこの都 我が揺籃(ようらん)の青森市」(作詞:岩村芳麿〈いわむら よしまろ〉・作曲:古関裕而〈こせき ゆうじ〉)という歌詞で、4番まであります。ちなみに作曲者は高校野球でおなじみの「栄冠は君に輝く」や「六甲おろし」などを作曲した方です。この市民歌は、昭和9年(1934)7月発行『東奥年鑑』の、昭和8年5月~9年4月にレコード化した本県の唄という欄に「青森市懸賞当選歌」として掲載されています。また、尋常科五・六年以上の生徒の副読本として販売された『青森市民読本 全』(1934年4月25日 青森市役所発行、市史編さん室所蔵)の巻頭にも掲載されています。当時、日本は国際連盟を脱退し、「非常時」という言葉が流行した世相を反映してか、勇壮な歌詞が続きます。

『青森市民読本 全』(青森市役所発行、市史編さん室蔵)
『青森市民読本 全』(青森市役所発行、市史編さん室蔵)

戦後は、市教育委員会が昭和32年に制定していた「市民歌」(作詞:横山武夫〈よこやま たけお〉・作曲:木村繁〈きむら しげし〉)が、昭和47年7月26日に「青森市民歌」として採用制定され、これが耳に馴染んでいる方が一番多いかもしれません。「千古(せんこ)水(みず)すむ 十和田湖いだき 聳(そび)えて高し 八甲田山 空は北国 紺碧(こんぺき)ふかく 日輪あまねく 輝くところ おゝ栄えゆく わが市(まち) かぐわしその名 青森市」と豊かな自然を、また「焦土のなかにも滅びぬ息吹よ…いま新しき大都市なりて…」と戦災からの復興も歌詞に盛り込まれています。翌48年には、この市民歌のレコード(B面 青森市民行進曲)を先着700名に無料配布しましたが、まだお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

『「市のしるし」のしおり』(市史編さん室蔵)
『「市のしるし」のしおり』(市史編さん室蔵)

『青森空襲の記録』(青森市)
『青森空襲の記録』(青森市)

この昭和47年には、市民歌を含め、市章、市旗、市民憲章、市の木・花・鳥(アオモリトドマツ・ハマナス・ウトウ)と七つの市のしるしが制定され、また8月には『青森空襲の記録』(青森市)が刊行されました。

市史編さん室では市民の方から寄贈を受けた『青森市民の歌 フォーク・ダンス解説書』(振付 青森市FD協会、協賛 青森市教育委員会 発行年不明)を保管しており、これには、「日本民踊(一般婦人)・フォークダンス(一般学生)・スクイアダンス(一般)・スクイアダンス(生徒)」と4パターンの踊り方が紹介されています。かつては学校教育・社会教育の場で踊られたのでしょうか。

『青森市民の歌 フォーク・ダンス解説書』(市史編さん室蔵)

『青森市民の歌 フォーク・ダンス解説書』(市史編さん室蔵)

『青森市民の歌 フォーク・ダンス解説書』(市史編さん室蔵)

 

なお、現在の青森市民歌「大きな朝に」は、青森市のホームページで聞くことができます。

問合せ

所属課室:青森市教育委員会事務局市民図書館 担当者名:歴史資料室

青森市新町一丁目3-7

電話番号:017-732-5271

ファックス番号:017-732-5272

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