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更新日:2023年7月12日
認知症は誰でもかかる可能性がある脳の病気です。いろいろな原因で脳の細胞の働きが悪くなったために様々な障がいが起こり、生活するうえで支障が出ている状態を指します。
認知症の原因となる病気には、「アルツハイマー型認知症」、「血管性認知症」、「レビー小体型認知症」、「前頭側頭型認知症」など約70種類を超えるといわれています。原因疾患ごとに症状や治療法が異なりますので、原因となっている認知症の病気を早期に診断することが大切です。
認知症は、早期発見、早期対応することで、進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることができます。
「もの忘れが多い」、「もしかしたら認知症かな?」と思っても、体裁が悪いと病院に行かなかったり、家族なども「歳のせいかもしれない」、「しばらく様子をみよう」と本人を気遣い、病院に行くことを先延ばしたりすることがあります。このような“ためらい”は、結果として認知症の症状を悪化させてしまう場合があります。
以下のような症状や変化に気づいた場合は、迷わず相談しましょう。
<家族が気づく4つの初期症状>
同じことを言ったり聞いたりするようになった | 物の名前が出てこなくなった |
置き忘れやしまい忘れが目立つようになった | 興味や関心を示さなくなった |
<注意が必要な10の変化>
何回も同じことを尋ねたり、言ったりする |
よく知っている人の名前を覚えていない |
住所や電話番号を覚えていない |
周りの状況、物事の善悪などの理解や判断ができない |
計算やお金の勘定ができない |
日付「今日は何月何日か」わからない |
場所の見当がつかない。道に迷ったりする。 |
簡単な事柄や質問の意味がわからない |
普通に会話ができない |
好きだったことをやらなくなった |
出典:長谷川和夫著「認知症の知りたいことガイドブック」
アルツハイマー型認知症は、薬で進行を遅らせることができます。
早い段階から使い始めることで効果があります。
妄想、不眠、攻撃的な言動、うつ状態などの行動・心理症状を抑える薬もあります。
また、接し方等について助言を得ることができます。
早期に診断を受けることで、本人と家族が心の準備ができます。
今後必要となる医療や介護等に対し、見通しをもって準備ができます。
認知症と似た症状を引き起こす病気(正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫など)があります。
これらは、早期診断し、早い段階で治療することで症状の改善が可能です。
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2023年7月12日、ページタイトルを変更しました。
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