青森市内の遺跡

 青森市内には、平成13年3月31日現在で約300ヶ所の遺跡が存在しています。市街地となっている青森平野は北を陸奥湾に面して、東、西、南を山地に囲まれていますが、現在青森市内で確認されている遺跡は、平野部に立地している例は少なく、山地から延びる丘陵上に数多く立地しています。また、全体の遺跡数に占める各時代の割合をみると、縄文時代の遺跡の割合が65%、平安時代の遺跡の割合が27%となっており、縄文時代と平安時代の遺跡が多いという状況になっています。

 ひとくちに遺跡といっても人々の生活の拠点となる集落をはじめ、生活の糧を得るため短期間とどまるための野営地、環状列石に代表される祭祀場や墓地、城館など、時代や人々の行動のバリエーションによって、遺跡の性格は様々です。

 これまでの考古学的な調査によって、当市では、約9千年前の縄文時代早期から近世にわたる様々な時代の遺跡の様相が明らかにされてきました。それらの遺跡の中には、縄文時代前期から中期の巨大集落跡である三内丸山遺跡、縄文時代後期の環状列石を主体とする小牧野遺跡、平安時代の集落である野木遺跡などがあります。

 このような遺跡からうかがい知ることができる我々の遠い祖先の暮らしは、海、山、川に囲まれた豊かな自然のもとで営まれ、優れた文化を生みだしました。


いにしえ青森